こんにちは、きょーじです。
波照間島の観光情報を紹介します。
基本情報
人口 | 482人 |
面積 | 12.73km2 |
売店 | 5 |
コンビニの数 | 0 |
学校の数 | 1(高校は無い) |
信号機の数 | 0 |
波照間島(はてるまじま)は、八重山諸島に属する日本最南端の有人島で、島の名前は、果のウルマ(サンゴ礁)に由来しています。
波照間島といえば、トリップアドバイザーの「世界のベストビーチ 」で日本1位を獲得したこともある「ニシ浜ビーチ」が有名です。
他にも、日本国内では数少ない、南十字星を好条件で観測できる島としても知られています。
行き方
波照間島には空港がありますが、2022年現在、空港は利用されていないので、波照間島に行く方法は、石垣島から船を使うルートのみです。
高速船
高速船が、最も一般的な行き方です。
石垣港離島ターミナルから波照間島までの高速船の所要時間は60分〜90分、料金は片道4070円、往復7830円で購入することが可能です。
石垣発 | 波照間発 | |
第1便 | 8:00 | 9:50 |
第2便 | 11:45(約60~80分) | 13:15(約60~80分) |
第3便 | ●15:30 | ●17:20 |
第3便 | ○15:00 | ○16:50 |
●は5月9日〜8月20日、○は8月21日〜9月30日
第1便、第3便の所要時間は約90分、第2便の所要時間は約60分〜80分(大原港経由便は約80分)です。
基本的には、当日離島ターミナルの窓口でチケットを購入することができますが、夏のピークシーズンは、定期路線のチケットが完売してしまうこともあるので、事前にホームページから予約することをおすすめします。
貨物フェリー
貨物フェリーは、片道2,490円と高速船より安く利用できますが、所要時間は2時間かかります。
チケットは予約ができず、安栄観光 貨物事務所で購入する必要があります。
そこから渡される地図を元に、歩いて5分ほどのフェリーはてるま乗船場まで行き船に乗ります。
運航曜日 | 石垣 発 | 波照間 発 |
---|---|---|
火曜・木曜・土曜(4-9月) | 09:00 | 14:00 |
火曜・木曜・土曜(10-3月) | 09:00 | 13:30 |
その他貨物フェリーの特徴はこんな感じです。
- 高速船よりも欠航率が低い
- 寝転がって乗ることができる
- オンシーズンは、整理券が必要
移動手段
島内での移動手段は、レンタル自転車(電動自転車も有り)、レンタルバイク、レンタカーなどがあります。
自転車で島を1周すると約2時間ほどかかります。疲れたくない人は、電動自転車か原付バイクのレンタルをおすすめします。
石垣島の港で、電動キックボードのレンタルもしているので、船に載せて行けば波照間島で電動キックボードを使って移動することも可能です。
電動キックボードで風をきって走ると爽快です。
日帰り?宿泊?
ずばり僕のオススメは宿泊です。その理由は以下の3点です。
- 波照間島の星空は素晴らしい
- 夜のゆんたくは沖縄の離島の醍醐味
- 石垣島から80分かかる
波照間島の星空は素晴らしい
波照間島は、夜空に見える星の数が日本一です。
特に12月〜6月なら、南十字星を観測することができます。星空を観測する場合は満月の日は避けて、新月に近い日選ぶと波照間島の本気の星空を楽しむことができます。
夜のゆんたくは沖縄の離島の醍醐味
「ゆんたく」とは沖縄方言で「おしゃべり」という意味です。
夜は泊まる宿で、宿泊者同士や地元のおばぁとゆんたくするのが、八重山の離島の楽しみ方のひとつです。波照間島の泡盛「泡波」で乾杯すれば、きっと忘れられない思い出になります。
石垣島から80分かかる
竹富島は石垣島から10分〜15分程度で着いてしまうのですが、波照間島は80分もかかってしまいます。
移動に時間が取られてしまう上、便数も少ないので、日帰りだとせっかくの離島なのにのんびり過ごすことができません。
できれば、1泊して波照間島を思う存分楽しんでください。
おすすめスポット
ニシ浜ビーチ
ニシ浜ビーチは、集落中心部から北西に自転車で20分のところにあり、八重山で最も美しいビーチと評判です。
透明度の高い遠浅の海で、シュノーケリングをすれば、浅いポイントでもウミガメを見つけることができます。
日本最南端の碑
集落中心部から2.5kmほど南東へ行った場所にあります。
この場所のオススメは、実は夜です。
集落から離れていて、光がほとんど入ってこないので、波照間島の中でも星空観測に適している場所です。
徒歩だと来るのは大変なので、自転車、車などを利用するか、星空ツアーに参加して訪れましょう。
泡波酒造
波照間島でつくられ幻の泡盛と言われる「泡波」。
生産量が少なく、希少価値が高いためそう言われています。那覇や東京では、元の値段の10倍近い値段で販売されていることも珍しくありません。
お店の開店時間には、行列していて開店と同時に売り切れてしまうこともあるので、お求めの方は早めに並ぶか、波照間島内の商店や売店を探して見てください。
波照間港 堤防
波照間港から歩いてすぐ行ける、防波堤(テトラポットスポット)で、ニシ浜のすぐ近くにある軽い穴場スポットです。
行き方は、波照間港から、漁港の船を抜けて、岩場とテトラポットを登って行きます。詳しくは、下のGoogle Mapを参考にしてみてください。
こちらの防波堤は、サンセットも眺めることができます。
ニシ浜からも夕日は見れるので、好きな方を選んでみてください。
おすすめ宿
波照間島には宿がたくさんありますが、楽天トラベルなどでで予約できる宿がないので、ほとんど電話で予約する必要があります。
ペンション最南端
こちらは、ニシ浜ビーチの目の前にあり、おそらく波照間島で1番人気の宿で、特にカップルにおすすめの宿です。
ハイシーズンは、2,3ヶ月先までも予約で埋まっていることもあるので、波照間島に行くことが決まったら、早めに予約をしてください。
ホームページから予約状況を確認することも可能です。
やどかり
こちらは、かわいらしい名物おばあが経営している民宿です。
一度訪れたら、おばあの魅力にハマってしまうリピーターが続出しています。
宿の予約は電話のみ。電話にでないこともあるので、何度も電話してみてください。
港から宿まで車で送迎をしてくれますが、その送迎をしてくれる人も、やどかりに泊まっているお客さん、なんてこともあります笑
ゲストハウス Nami
田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような安心感がある、そんな宿です。
こちらは、ゲストハウスなので、一人旅の方も多く、夜はテーブルでお酒を飲みながらゆんたくすることも可能です。
一人旅で他の人と交流をしたい方は、こちらがおすすめします。
おすすめ書籍
沖縄は日本で唯一地上戦が行われた場所ですが、八重山諸島では地上戦が行われなかったのにもかかわらず、3600人もの住民が死んでしまいました。
それは軍の命令によって、住民が「マラリア有病地」に強制移住させられたことが原因です。
これが沖縄で「もうひとつの沖縄戦」と呼ばれてきた「戦争マラリア」です。
当時の波照間島のことについて、詳しく書かれています。ぜひ美しい波照間島だけではなく、この歴史を知るために、本を読んでみてください。
知っておくべきこと
波照間島には、売店や商店はありますが、お昼頃から15時頃は営業していないお店がほとんどです。
買い物はこの時間を外すか、飲み物が欲しい場合は、自動販売機を利用してください。
また、夜の飲食店も少ないので、宿と同時に予約しておくことをおすすめします。
レンタルサイクルは予約不要で借りることができますが、レンタルバイクやレンタカーをする場合は予約をしておきましょう。
まとめ
今となっては、石垣島にも、コンビニはもちろん、ドン・キホーテやマクドナルドなどがあり、昔ながらの沖縄の風景を見ることができる場所は少なくなってしまいました。
しかし日本最南端の有人島、波照間島にはコンビニはなく、買い物をする時は島内の商店です。
ぜひ一度、波照間島を訪れてキレイな海を見て、島の酒を飲みながら沖縄のゆっくり流れる時間を感じてみてください。
それでは、さよなら〜