こんにちは、石垣島在住のきょーじです。
沖縄県は移住者が多いですが、移住に失敗して沖縄を出ていってしまう人も多いです。
そこで今回は「思い描いていたのと違った」なんて事を避けるために、沖縄本島と石垣島に住んだ経験がある僕が、沖縄移住のメリットとデメリットを解説します。
メリット&デメリットを整理した
それがこちらです。
メリット
- 花粉がない
- 冬も快適に過ごせる
- キレイな海がある
- 移住者には、素敵な人が多い
- 離島に遊びに行ける
- 遊びにお金がかからない
- 飛行機で日本各地に行ける
デメリット
- 賃金が低い
- スノボや温泉が楽しめない
- キャッスレスが進んでいない
- 郵便物の到着が遅い
- 海外旅行に行きにくい
- 物価が高い
- 電子機器の修理ができない
- 車がないと不便
解説します。
メリット解説
花粉がない
花粉症患者にとって、沖縄県は天国です。
実は沖縄県にはスギやヒノキがほぼありません。僕も花粉症で東京に住んでいた時期は、花粉症の季節になると何も集中できなくなるほど症状が出ていました。
しかし沖縄に来てからは、1年中まったく花粉症の症状が出なくなりました。
花粉から逃げるために、花粉症の季節だけ沖縄に住むことを検討してもいいぐらい、花粉のない生活は快適です。
沖縄の特有の花粉症に、「リュウキュウマツ」や「サトウキビ」があるそうですが、僕の周りにこの症状が出ている人は1人もいないので、ほぼ無いと思って大丈夫です◎
冬も快適に過ごせる
沖縄と東京の1月の気温比較がこちらです。
平均最高気温 | 平均最低気温 | |
沖縄県 | 19℃ | 14℃ |
東京都 | 10℃ | 2℃ |
実は、7,8月は東京と沖縄県の気温差は大きくありませんが、冬には気温差が大きく開きます。
沖縄県でも冬場は半袖で過ごせるほど暖かくないですが、僕は寒さのピークの約1ヶ月間だけパーカーを着て、それ意外は半袖です。
寒さが苦手な人は冬だけ沖縄移住という選択もアリです。
キレイな海がある
沖縄にはめちゃくちゃキレイな海があります。
もうこれだけを求めて移住してもいいと思うぐらい、ほんと最高です。
そのビーチごとに海の色が微妙に違うので、ぜひビーチ開拓を楽しんでください。
移住者には、素敵な人が多い
沖縄に移住してくる人の特徴は、
- 人の悪口を言う人が少ない
- 仕事の不満を言う人がいない
- ゆるく考えられる
こういった人が多く集まっています。
それぞれ仕事や考え方は、バラバラでも尊敬できる人が多いです。
人間関係のストレスが都会より少ないので、沖縄でただゆるく生きたい人も、なにかに挑戦したい人にとっても、いい環境だと思います。
離島に行きやすい
沖縄県には47の有人島があります。
有名な離島といえば、宮古島や石垣島ですが、沖縄に住むと他の離島にも行きやすくなります。
僕のおすすめは、石垣島からフェリーで約80分の所にある日本最南端の有人島、波照間島(はてるまじま)です。この島は他にはない魅力がたくさんあります。
トリップアドバイザーの「日本のベストビーチランキング2017」で1位に輝いた「ニシ浜」や、この島でしか造られていない泡盛「泡波」、本土からは見ることができない南十字星の輝く星空など、日本最南端の島の雄大な自然と、この島で営まれてきた島の歴史を垣間見ることができます。
石垣島に住めばこの波照間島にも毎月でも行くこともできます。
遊びにお金がかからない
沖縄でできる遊びがこちらです。
- 魚釣り
- シュノーケル
- 山登り
- サーフィン
アクティブで自然が好きな人なら、お金をかけずに遊ぶことができます。
飛行機で日本各地に行ける(那覇空港)
沖縄は人気観光地なので、日本各地に飛行機が就航しています。最近はLCCも充実してきているので、それほど高くなく日本各地に行くことができます。
那覇空港からの就航都市(2022年5月)
北海道・東北 | 札幌、仙台 |
関東・中部・近畿 | 東京(羽田、成田)、茨城、新潟、小松、静岡、名古屋、大阪(関西、伊丹)、神戸 |
中国・四国・九州 | 岩国、沖永良部、広島、岡山、松山、高松、福岡、北九州、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、奄美、与論 |
沖縄 | 石垣、宮古、久米島、北大東、南大東、与那国 |
こちらは、那覇空港のデータです。石垣島や宮古島のような離島からだと、就航都市が大幅に減ってしまいます。
デメリット解説
賃金が低い
沖縄県の2021年の最低時給は820円で全国最下位です。
那覇市なら給料の高い仕事があるかもしれませんが、僕が現在住んでいる石垣島などの離島や、本島の田舎では、給料の高い仕事を見つけるのは難しいです。
スノボや温泉が楽しめない
冬でも気温が低くならないので、快適に過ごせますが、温泉やスノーボードは本土と同じように楽しむことはできません。
雪はまったく降りませんし、温泉は沖縄にもありますが、やはり気温が低い場所で雪を見ながら入る温泉とは気分が違います。
キャッスレス化が進んでいない
沖縄に来てから、現金を使う頻度がめちゃくちゃ増えました。東京に住んでいれば、現金を持ち歩かないでも生活できるレベルですが、沖縄は支払いは現金オンリーのお店はまだまだ多いです。
石垣島ではバスさえも現金払いのみなので、こちらで14年ぶりぐらいに公共交通機関で現金を使いました。
郵便物の到着が遅い
アマゾンや楽天で買い物をすると到着に1週間かかります。
また、沖縄県だけ送料が高くかかる場合や、石垣島などの離島にはそもそも配達不可の商品も多いです。
僕はECのヘビーユーザーだったので、最初は少しストレスでしたが、この不便さにも慣れてきました。
海外旅行に行きにくい
那覇空港からアジアの数カ国の都市には国際線も就航していますが、国際線はあまり多くありません。
ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどへ行く時は、一度どこかを経由してから行かないと行けないので、沖縄に来てから少し海外が遠くなった気がします。
物価が意外に高い
沖縄に移住する前は、沖縄に対して、なんとなく物価が安そうなイメージを持っていたのですが、輸送費が余分にかかる分、商品によっては物価が高いです。
具体的には、野菜や果物、ガソリン代、自転車、大型家具などです。
※ガソリン代に関しては本島はそれほど高くないですが、宮古島や石垣島は高いです。
野菜や果物は、沖縄県産の商品だと安く購入することができます。
電子機器を修理ができない
これは石垣島や宮古島限定です。
パソコンなどの電子機器が壊れてしまった場合、正規の修理店がありません。仕事でパソコンを使う人は注意が必要です。
すぐに直さなければ行けない場合は、那覇や福岡まで飛行機で飛んで修理してもらわなければいけません。
車がないと不便
沖縄には、那覇市と浦添市にある、「ゆいレール」以外に電車はないので、車がないと不便です。移住してから中古の安い車を探して買う人が多いです。
しかし移住者でも、車無しで生活している人もいるので、自分は車が必要か不要かは、住んでみてから考えましょう。
ゆるく移住がおすすめ
沖縄県には自然、人、文化、食など様々な魅力がありますが、実際に移住してみると少なからず不満がでてきます。
まずは、あまりいろいろなことに期待せず、ゆるい気持ちで移住してみて、合わなかったら移住を辞めるぐらいに考えましょう。
それでは、さよなら〜